昨日は午後3時頃から雷雨になり、月曜、火曜と連続2日夕方は雷雨だったわけだ。おかげで朝はかなり気温が下がり、今朝は15℃だった。日中は30℃まで気温が上がる。
今朝も通りの向かい側の建物の上に青空が見える。この半地下の小さい窓も見慣れると様々な景色を見せている。午後4時頃になると西日がさしてきて、窓の下の白い冷蔵庫に葉影が揺れている。
今朝はゆっくりと10時に部屋を出て、ぶらぶら歩いてコプリー・スクエアへ行ってみる。トリニティ教会とボストン市立図書館が、広場を挟んでちょうど向かい合わせに立っている。まずボストンマラソン・テロの犠牲者を悼むコーナーに寄る。たくさんのマラソン・シューズやキャップが、花や寄書きなどと一緒に手向けられている。どれも何度か雨に打たれたらしく、すでに色があせてきている。花に飾られていくつか横断幕が張ってある。”FEEL BETTER”の大きな文字。その中でなんとも痛ましいのは、亡くなった8歳の男の子の言葉だ。"No more hurting people. Peace." 心の中で合掌する。どうかやすらかに。それにしてもひどい事件だ。真相がすっかり明らかになるのは何時なんだろう?街のあちこちにリボンをかたどった、”BOSTON STRONG”の文字。<がんばろう!ボストン>という、市民の団結をうながすスローガンだ。もちろん私のよく行く中近東料理のカフェの窓にも貼ってあった。
トリニティ教会に行ってみる。入り口で案内係のおじさんが地下のBookshopへどうぞ、というので、なんで?と思いながら階段を降りる。キリスト教関連の本やおみやげ品が置いてあり、寄付の代わりに何か買ってくださいということなのね、と気づいて、7ドルくらいでしおりを買う。ここは1733年創立の英国国教会系列の教会で、建築が素晴らしい。木製の重厚な内装とステンドグラス。それから壮大なパイプオルガン。ちょうどガイドツアーのグループが説明を受けていて、オルガン奏者のリチャードという初老のオルガン奏者が様々な音色を聞かせてくれた。教会全体が揺れるかと思うほど大きな響きだ。人が祭壇へ向かう中央の通路を歩くたびに、周りの席ががくがくと揺れる。床が古くてたわんでいるのだろうか。二人の子供(孫?)を連れた年配の女性観光客の様子を見ていると、どうやらパンフレットがあるらしい。出口の近くに何部かおいてあったので一部もらってくる。
私にはどうも敷居の高い教会という印象だ。教会を出ようとしたとき、ちょうど入れ違いに入って来た中年のフランス人観光客の2,3人が、なぜか入り口で呼び止められて入場を拒否されていた。宗派が違うからか?服装がラフだったからか?よくわからない。